決勝日は不思議と真夏の暑さだ。その前週なんかは意外と涼しかったりもする事が
多いんだけれども、何故か決勝日はあの暑さが戻ってくる。
午前11時30分スタートに向け、起床して朝食を食べ、最終チェックの意味合いが
強いフリー走行を走り、なんとも言えない決勝直前の中途半端な時間を過ごす。
フリー走行でなんの問題がなくても、何故かスタート直前にトラブッたりする事が
多いから不思議だ。
(実際、97年もトラブルに遭遇している)
今年からフライングのチェックが厳しくなり、
確実に「0」のカウントでスタートしなければならない。
耐久レースのスタートは普通のスプリントレースとは違い、スタートする
ライダーはコースのアウト側に立ち、
第2ライダーはイン側に置かれたバイクを支える。
俗に言う「ルマン式」と呼ばれるスタートだ。
カウントダウンが始まり「0」になると
スタートライダーがマシンに向け走り出す。この走り出すタイミングが今までだと
結構曖昧で、3秒前位から走り出す!ライダーもいた程で、さすがに近年は
このチェックが厳しくなってきた。そして今年スタートを担当するのはユルゲン。
彼は初めてのルマン式スタートを無難にこなし、絶妙なスタートを切った。
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