'98 鈴鹿8耐 奮戦記2

国際A級ライダー 前田淳

ma_0129_05-s.jpg (6k) 決勝日は不思議と真夏の暑さだ。その前週なんかは意外と涼しかったりもする事が 多いんだけれども、何故か決勝日はあの暑さが戻ってくる。 午前11時30分スタートに向け、起床して朝食を食べ、最終チェックの意味合いが 強いフリー走行を走り、なんとも言えない決勝直前の中途半端な時間を過ごす。 フリー走行でなんの問題がなくても、何故かスタート直前にトラブッたりする事が 多いから不思議だ。 (実際、97年もトラブルに遭遇している) 今年からフライングのチェックが厳しくなり、 確実に「0」のカウントでスタートしなければならない。 耐久レースのスタートは普通のスプリントレースとは違い、スタートする ライダーはコースのアウト側に立ち、 第2ライダーはイン側に置かれたバイクを支える。 俗に言う「ルマン式」と呼ばれるスタートだ。 カウントダウンが始まり「0」になると スタートライダーがマシンに向け走り出す。この走り出すタイミングが今までだと 結構曖昧で、3秒前位から走り出す!ライダーもいた程で、さすがに近年は このチェックが厳しくなってきた。そして今年スタートを担当するのはユルゲン。 彼は初めてのルマン式スタートを無難にこなし、絶妙なスタートを切った。






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