石川県・能都町より 大迫力!燃える炎とあばれ神輿

あばれ祭りとは?


◆あばれ祭とは?

毎年、7月7・8日に石川県の能登半島にある、能登町で行われるお祭りです。 神輿を海や川に投げ込んだり、火の中に放り入れたりする(あばれ神輿) 独特のお祭りです。50本のキリコ(切籠)が町を練り歩き、 酒垂神社・白山神社からそれぞれ一基づつ神輿が出て、あばれながら 八坂神社を目指します。

起源は約330年前に溯ります。当時この地で悪病が流行したため京都の祇園社から 牛頭天王を勧請。盛大な祭礼を始めたところ神霊と化した青蜂が悪病患者を救ったのです。喜んだ地元の人々はキリコを担いで八坂神社へ詣でました。 これがあばれ祭りの起源といわれています。



◆あばれ祭りの神輿は何故あばれるのでしょう?

お神輿を川に投げたり、火に放り入れたり・・・。ビデオを見ると ”お神輿をこんな風に扱っていいの??”って思ってしまいますよね。 ところが心配御無用。このあばれ祭の祭神「須佐之男命(すさのおのみこと)」は 荒ぶる神様なので、あばれることが神慮にかない、あばれないとかえって神の 怒りにふれるとさえ言われているそうです。
あばれる神輿


◆能登地方の”キリコ”祭りについて

この『あばれ祭り』にも登場する”キリコ”、能登地方独特のものなのです。 『あばれ祭り』だけでなく、その他の能登地方の夏のお祭りには、必ずといって いいほど”キリコ”が登場します。 この”キリコ(切籠)”とは切子燈篭(きりことうろう)を縮めた呼称で、 奥能登に発祥し、この後中能登の方へ伝播していったもので、中能登では、 (奉燈)とかオアカシ(御明かし)と呼ぶところもあります。 この別称からもわかる様に、”キリコ”の役割は御神輿のの渡御に 御供して道中を照らすことです。 宵祭りにキリコが神社に集結し、御発の式典を済ませた後に、神輿に 従って川辺や河岸に設けられた御旅所に向かい、 そこで柱松明炎上の祭典を奉仕するのがならわしです。
柱松明炎上の祭典で
乱舞するキリコ

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あばれ祭りindex

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