台湾誘拐ビジネス 第8回

台湾の駐日代表機関である「台北駐日経済文化代表處」関係者に、「白暁燕さん誘拐殺害事件のその後」「台湾の治安」などについてインタビューした。 ー　日本人観光客は台湾での夜遊びを控えた方がいいのですか。 「いえ、問題ないですよ。ただし、女性が深夜に一人でタクシーには乗らない方がいい。あるいは屋台街を一人で歩くのも危険。万一のことを考えて控えた方がいい。慎重に行動するにこしたことはない。 　現在の治安対策の一つで、各地にホテル、コンビニでタクシー会社と連携が取れている。ですから、タクシーはホテルやコンビニで紹介してもらえる」 ー　台湾では誘拐事件はのくらいの頻度で起こっているのですか。 「十日に四件くらいの割合です。市民の不満も爆発しており、五月には十日、十七日、二十五日と毎週日曜日になると、五万人規模のデモが起きた。李登輝総統も、治安悪化に対し三回も国民に謝罪した。六月末に予定されている憲法改正が終わったら連戦行政院員長は辞任の方向だ。 　内閣も改造した。内務大臣も交替して、もう一層強く、こうした犯罪に対して戦う決意でいますから、近いうちに改善できると思う」

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