33話 「スーパー・ボール」
ニュー・イングランド通信
アメリカならではのスポーツと言えばアメリカン・フットボール。毎年一月の最終日
曜日はアメリカン・フットボールの全米一位を争う「スーパー・ボール」が行われます。今年は1月30日、ジョージア州アトランタのジョージア・ドームで開かれます。それに先立ち、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)
のVice Presidentの Mr. Tom Sullivan をマンハッタンにあるオフィスにお訪ねしました。私と同じ名字のサリバンさんは「僕たちは親戚なのかな?」とジョークを飛ばして優しく出迎えて下さいました。
世界中、180カ国(又はテリトリー)24カ国語で実況生中継が予定され、この番
組を見るだろうと予想される人数は約8億人と言われるスーパーボールですが、一体、どうやったら生の試合を見る事が出来るのでしょうか?ジョージア・ドームは7万2千人収容可能と言う大きいドームです。チケットは一枚$325。しかし、限られた数の切符を手に入れるのは至難の技。シーズン・チケットを持っている人でも抽選をして、ラッキーな人しか入手不可能と言う事ですから 殆どの人はTVを通して観戦する他に手はなさそうです。
スーパーボール・サンデーのパーテイーは アメリカの年中行事に組み込まれていると言っても過言では有りません。親戚や友人を招いて自宅でパーテイー、或
いは教会に集まったり、バーなどに集まり巨大スクリーンで観戦、と様々な計画を立
てます。ゲーム開始はアメリカ東部時間の午後6時。でも、パーテイーは午後早くから始まり、メニューと言えば、チリ、ピザ、ホットドッグ、グラインダー又はヒロと呼ばれるサンドイッチ、ビール、ソーダ類などアメリカらしいカジュアルな物に人気が有ります。
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