４２話 「トイレット・ペーパー」
ニュー・イングランド通信
突然トイレット・ペーパーのお話で恐縮ですが
どなた様も必ずお世話になっている生活必需品です。このトイレット・ペーパーのロ
ールを備え付ける時に どちらを向けて入れるか？と言う談義です。
日本人の殆どの皆さんが こんな風におっしゃるのではないでしょうか。「ホテルや飛行機に乗ってみると分かりますが"清掃済み"の印とも言えるように トイレット・ペーパーの先端が三角に折ってあり、『ここが先端ですよ。どうぞここからご使用下さい。』と言っているかの様になっています。つまり ペーパーの先端が手前に来るのが正式です。」実は 私も長年その通りだと信じて疑った事などありませんでした。更に
ペーパーホールダーには紙を切り取りやすくするためにカッターの様なカバーが付い
ている事も ペーパーの先端を手前にするのが正しいと言う裏付けになっている様に思います。
所が アメリカに来てみると かなりの確率で
ペーパーの先端が向こう側を向いている事があるのです。デパートやレストランのパ
ウダー・ルーム、高速道路のレスト・エリア、個人の家庭に伺って見ると 時々見掛けるペーパーの入れ方（先端が向こう側）にビックリ。私はどっちの方向に向けて入れるのが正しいエチケットか？なんて事を論議しているのではありません。そういう発想もあるのか！と言う事に気付いたのです。
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