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48話  「トランペット・プレイヤー イン NY」

ニュー・イングランド通信

音楽のプロを目指す人達にとって、ニューヨーク・マンハッタンにあるジュリアード 音楽学校は一つの登竜門とも言えるでしょう。 ハンガリー出身、NY在住のクラッシック・トランペット・プレーヤーのMr. Frank Fezishinにお話を伺いました。

000517-1.jpg (7k) フランクさんはハンガリーのブタペストで生まれました。お父さんがハンガリー国立 オペラのトランペット奏者だった事もあって、お父さんから最初にトランペットの手ほどきを受けます。ブタペストのBela BartokConservatoryを卒業して、自国でプロの道を目指す筈でした。所がハンガリーに革命が起きて、フランクさんの人生はすっかり変わってしまったのです。革命に関ったという事で「国外追放」のリストに名前が載っているという情報が入ります。

1956年、フランクさんは仕方なくアメリカにいる叔父さんを頼ってNYへ逃げて きました。当時、ほんの少しの現金とトランペットのマウスピースがポケットに入っていただけ。しかし、フランクさんの才能が彼を救ってくれました。NY、マンハッタンのジュリアード音楽学校の奨学金を得て、NYで再びトランペットの勉強を続ける事になります。
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