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54話  「ジューン・ブライド」パート1

ニュー・イングランド通信

000622-1.jpg (10k) 日本の殆どの人が「ジューン・ブライド」と言う言葉を知っていると思います。さて、なぜこんな言葉が生まれたのか?ロマンチックな神話でも隠されているのかと、あちこち聞いて回ってみました。 所が、答えてくれたアメリカ人は皆「5月に卒業式だから、6月は学校がないし、気候が良いからアウト・ドアの結婚式が出来るからじゃない?」と言う返事。どうやら、「ジューン・ブライド」と言う言葉に、素敵なストーリーはないようです。でも、確かに6月は、アメリカで結婚式が多い月です。私も毎年必ずと言って良いほど、6月に結婚式に招待されます。日本の春と秋の婚礼シーズンと似ているのでしょうか。

アメリカでは結婚式の前に、「バッチェラーズ・パーテイー」と「ブイライダル・シャワー」と言う二つのパーテイーが行われます。「バッチェラーズ・パーテイー」は花婿の独身最後を祝う、男だけのパーテイー。ベスト・マンに選ばれた兄弟や大学時代の親友が計画し、男友達がバーや自宅に集まって、「酒と女」を堪能する、かなりワイルドなパーテイーが多いと聞いています。それに対して、女性だけが集まるのが「ブライダル・シャワー」。メイド・オブ・オナーに選ばれた姉妹や親友が計画し、女友達を集めて自宅やホテルでアフタヌーン・テイー等、お菓子とお茶で祝うのが普通です。こちらは、結婚祝いとは別に「ブライダル・シャワー用のギフト」を持って集まります。お茶とお菓子の後で、このギフトのお披露目をするのも恒例になっています。普通、招待状には「キッチン用品」「ガーデニング用品」等、テーマが書かれていますので、ギフト選びもその中から選びます。色の指定もされますので、其々のギフトの色がまちまちになって困ると言う事もありません。
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