55話 「ジューン・ブライド」パート2
ニュー・イングランド通信
先週は、結婚式の前にあるパーテイーについてお話しましたが、今週はいよいよ本番
の結婚式についてです。キリスト教で行われる結婚式のやり方については、日本の皆さんもTVドラマや映画で充分ご存知ですから、繰り返すのは避けましょう。
さて、花嫁の衣装ですが、純白のウエデイング・ドレスに長いヴェール。衣装選びは
楽しい物ですが、実はアメリカの習慣として、花嫁は
「Something new, Something old, something borrowed, and something
blue」と言う4つの物を身につけるようにと言われています。例えば、ドレスを新調
したなら、イヤリングは自分が今まで持っていた物を使い、お母さんのネックレスを借り、ブルーの色が入ったハンカチを持つ。と言う具合です。何が新しく、何が借り物でなければいけないと言う厳しい決まりはありませんが、必ずこの4種類を身につける事に成っています。教会での結婚式が終れば、披露宴ですが、日本の様な「お色直し」を何回もして着替えると言う事はなく、花嫁はずっとウエデイング・ドレスを着ています。最後にハネムーンに旅立つ所を見送ってもらう場合には、普通のドレスに着替えると言う程度です。
|