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56話  「NYで七夕?」

ニュー・イングランド通信

000705-1.jpg (12k) 7月7日は七夕。織り姫とひこ星が年に一度、逢瀬を楽しむと言うロマンチックなス トーリーは、元々中国のお話だとか。そんな天の川のラブストーリーの時期にピッタリなのが、今、NYで一番新しいおすすめスポットの「スペース・シアター」です。

皆さん、必ず一度は行った事があるプラネタリウム。学校の授業で、夏の空、冬の空 に浮かぶ様々な星座を勉強した事を覚えていますか?他には、デートでプラネタリウムに行ったと言う方も多いのではないでしょうか?しかし、このNYの「スペース・シアター」は、既存のプラネタリウムとは全く違います。NYC、マンハッタンのアメリカ自然史博物館の中に、つい最近オープンしたばかりの大きなドーム。このドームの中に入って座席に着くと、会場の真ん中からは、頭上の360度巨大スクリーンに映像を写し出す機械が上がってきます。私の知っているプラネタリウムと言えば、地球上から見える星座を説明してくれる物でした。日本の反対側に位地するアメリカからは、どんな星座が見えるのかな?と思っていると、、、。先ず、聞こえて来た声は?、、、。あの映画「アポロ13号」のトム・ハンクスです。彼の声に加えて、騒音と振動までプラスされた巧妙な効果で、私達はトム・ハンクスと一緒に宇宙に飛び 立ち、今まで平面的に見ていた星座を3Dの角度から捕らえる事が出来るのです。天 の川を挟んで分かれ分かれになった織り姫とひこ星と言うロマンチックなストーリーではなく、ミルキー・ウエー、様々なギャラクシー、ブラック・ホールと宇宙科学が解明出来る限りのサイエンテイフィックな説明が続きます。本当はとても難しい内容なのに、美しい映像とトム・ハンクスが語り掛けてくれる声で観客を魅了し、何だか宇宙の事が分かってしまいそうに思えてくるから不思議です。
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