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65話  「アメリカでホーム・ステイ」
パート2

ニュー・イングランド通信

000913.jpg(14K) 先週に引き続き、今年の夏にアメリカヘホームステイにやってきた学生さんのインタビューです。今週は日本人の女子大生、山口麻美さんにお話いました。

 山口さんは、ご幼少の頃からアメリカに観光で来たことは何回かありましたが、アメリカ人家庭に滞在するのは今回が初めて。さて、ツーリストとしてホテルに泊まって観光したアメリカと、イリノイ州クインシーに3週間ホームステイをして、家族の一員として見たアメリカの違いはどんな所でしょうか?
 先ずは、生活習慣の違いから来る小さなカルチャー・ショック。知識として知ってはいるけれど、実際に生活していて気になるのが、靴を脱がないで土足のまま家の中を歩き回る習慣。土足では靴の底に付いた泥やホコリを家の中に持ち込みます。それがペットとして飼っている犬やネコの毛と一緒になって、絡まったカーペットを見ると、、、、、。きれい好きの日本人には、やっぱり気になることの一つでしょう。共稼ぎの多いアメリカ人家庭では、家の掃除は週末に行なうか、或いは週日の留守の間にプロの掃除屋さんが来て行なうということが多く、掃除は週一回がアメリカの平均的な回数でしょうか。でも、家族やペットは毎日、外から泥やホコリを持ち込みます。アレルギーのある日本人学生さんだったら、ちょっと辛いでしょうね。
 そしてもう一つ、日本人の大好きなお風呂。シャワーの国アメリカでは、お風呂に入るという習慣が無いので、日本人が口を揃えて言う「たっぷりのお湯に肩まで浸かりたい。お風呂に入って、ゆっくりと疲れを取りたい」という気分を分かってくれるアメリカ人は居ないでしょう。シャワーだけの生活は、物足りないというより、生活の一部に穴が空いた気分かも知れません。西洋式バスタブに入って、泡だらけのバブル・バスに入ったり、ジャックージーのジェット気流でマッサージをしても、やっぱり日本人に恋しいのは、日本式のお風呂。
最後に、蒸し暑い日本の夏から開放されて嬉しいかと思ったら、湿気の少ないアメリ カはお肌が乾燥して良くない、と18歳の女子大生らしいお答えが返ってきました。
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