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79話  「タレント・アンリミテッドをモットーにする学校教育」

ニュー・イングランド通信

001213-1.jpg (11k) アメリカの学校教育ってどんな風になっているのだろう?近所のアメリカ人の子供を 見る度に、私はいつも興味を持って観察していました。幸運な事に、コネチカット州Torrington にある Forbes School の校長先生 Miss Josephine Radocchio のお招きを受けて、学校を見学させて頂く事が出来ました。この学校は、幼稚園から5年生まで800人の生徒がいる、公立の学校です。

この学校に伺って、先ず気がついたのは、子供達のお行儀が良い事。私が今まで想像 していたのは、世間で良く言われている様に「日本の子供はお行儀が良いけれど、創造性に欠ける。それに対して、アメリカの子供は個性を大切にして創造性を伸ばしているが、お行儀がいまいち。」と言う状態でした。所が、この学校の子供達は実にお行儀が良いのです。しかし、厳しいだけで冷たい感じがするかと言えば、決して、そうではなく、暖かい雰囲気が学校中に漂っているのです。厳しいけれど心の優しい校長先生を始め、教師の皆さんが愛情を込めて教育をしていると言う事が、私の様に半日学校を訪れただけの者にも伝わってきます。

001213-2.jpg (9k) この学校は National demonstration site for thinking skill model に指定されていて、各教室には Kid Talk Charts と呼ばれる言葉が貼ってありますProductive thinking(生産性のある考え方)、Planning(計画性)、 Forecasting(予測をする能力)、Communication(コミュニケーション)、Decision Making(決断力)。この5つの言葉が「標語」として、教室に掲げてあります。子供達は一生、学校という温室の中でぬくぬくと生活は出来ません。
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