86話 「ドライブ・スルー」
ニュー・イングランド通信
車社会のアメリカでは、どこでも何でも車で用を済ませられるようになっています。ドライブ・スルーと呼ばれるシステム。日本でも、ファースト・フードの代表選手のハンバーガーなどが、このドライブ・スルー方式になっていますから、改めてこのシステムを説明する必要はないでしょう。車から降りずに、注文、支払、商品のピックアップが出来るという方法です。そこで、今回は日本に未だ上陸していないドライブ・スルー方式のサービスをいくつか紹介しましょう。
先ず、ドライブ・スルーの銀行です。ここでは、現金の出し入れ、小切手の入金、小切手の現金化等、様々な銀行手続がドライブ・スルーの方式で、車に乗ったまま行なう事が出来ます。但し、用紙に記入する必要があるので、あらかじめ用紙を沢山貰っておき、ドライブ・スルーへは、記入済みの書類を持って行くと手続がスムーズで便利です。
しかも、もう一つこのドライブ・スルーの便利なことは、普通の銀行窓口業務が始まる時間より３０分早く始まり、窓口業務終了後、３０分から１時間ほど遅くまで開いているので、大変助かります。
次は、薬屋さん。お医者さんから貰った処方箋に基づき、必要な薬を調合してくれる薬剤師さんには、電話かファックス、或いは最近では電子メールも可能なようですが、前もって薬を注文して置きます。出来上がりの薬を引き取りに行く時は、車に乗ったままでオッケー。風邪を引いて熱がある時など、寒い外気に触れずに車の窓から手を出して薬が受け取れるのは、実に有り難いですネ。
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