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94話 「コーヒーはファッション」

ニュー・イングランド通信

アメリカのコーヒーについて色々とお話していますが、最後はファッション性と実用性両方から見たコーヒーを入れる器について、考えてみましょう。

010328-1.jpg (7k) アメリカの映画を見る時に、NYの摩天楼でダンデイーなスーツ姿のヒーローが、アタッシュ・ケースを持ち、新聞を脇の下に抱え、紙のコーヒー・カップを持っている姿を良く見掛けると思います。あれは決して映画だけのシーンではなく、実際に良く見掛けるシーン。とてもアメリカ的だと思います。そして、最近ではキャリア・ウーマンもこのスタイル。男女の差は全くありません。正に、コーヒーはビジネスマンとビジネス・ウーマンの必須アイテムでしょう。

いわゆる使い捨ての紙コップと呼ばれる入れ物ですが、素材はただの紙ではなく保温性のあるスタイロフォンで、テイク・アウト用には必ず蓋がついています。蓋の一部が小さく開きますから、そこからコーヒーが飲めるようになっています。つまり、カップを持ち歩いたり歩きながら飲んだりしても、こぼれる心配が最小限に押えられる仕組みです。

次は、使い捨てではなく、何度も使用できるプラスチック製のマグ・カップ。こちらもプラスチックの中にスタイロフォンが入っていて保温性があり、しかも蓋には開閉できるスライド式の飲み口がついています。このサイズは、カップの足元の直径が車のドリンク・ホールダーにピッタリ入る様に出来ています。会社に行く時など、自宅で入れた暖かいコーヒーを車内で飲みながら運転可能。 そして、更にはステンレス製のマグ・カップ。こちらも上記の物と同じく保温性があり、蓋に飲み口が付いています。
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