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95話 「空缶、空き瓶、ペットボトルの回収」

ニュー・イングランド通信

010404-1.jpg (9k)  日本では、盛んにゴミの分別が叫ばれています。生ゴミ、燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、カン、ペットボトルなど、消費者もこの分別に慣れるまで大変です。空き瓶、空缶、プラスチック製のペットボトルはそれぞれリサイクルされるそうですが、その回収に清掃局が多額の税金を使っていると報道されていました。それでも回収率が悪いそうです。アメリカでは、どのようにして回収率を上げているのでしょう?

 アメリカでは、缶入りの炭酸ソーダやビールを始め、様々なドリンクを買うときに、品物の料金とは別にデイポジットと呼ばれる保証金を一本に付き5セント(約5.75円)支払います。飲み終わったら、スーパーなどにおいてあるアルミ缶回収機械(ガラス瓶、プラスチック用もある)を使って、5セントを払い戻して貰います。つまり、空缶を回収した時にお金を貰っても、それは元々自分が前に支払ったお金が再び自分のところに戻って来た、と言うだけのこと。言い換えれば、空缶を回収しないと、それだけ自分が損をしてしまう、と言う仕組みになっているのです。

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