116話 「夏休みの短期ホームステイ」
ニュー・イングランド通信
夏休みもいよいよ終わりに近づきました。今週は、夏休みを利用して、アメリカ人宅
にホームステイをした日本の高校一年生、内藤 雄さんのインタビューをご紹介しま
しょう。
内藤さんは、お父様のお仕事の関係で3歳の時にアメリカに1年間住んでいました。
その時に知り合ったアメリカ人ご夫妻と家族ぐるみのお付き合いが続いて、今年の8
月に2週間、コネチカット州サウスベリーにあるご夫妻のお宅に、英語の勉強のため
ホームステイをしました。英語のみの生活は、言葉だけではなく食事から生活習慣ま
で全てがアメリカン。日本食が恋しくなるかな?と心配したお母さんが持たせて呉れ
た日本食は全く必要がなかったほど、アメリカの食事が口に合ったようです。
しかし、食べ盛り育ち盛りの16歳にもアメリカサイズ一人前の量は多過ぎたそうですか
ら、いかに大盛か想像が付くでしょう。日本から持ってきた日本食の材料は、お世話
になったお礼に内藤さんがご夫妻に夕食を作ってご馳走してあげた時に大活躍。親日
家のご夫妻はとても喜ばれたそうです。また、折り紙が得意の内藤さんは、くす玉を
一緒に折ってあげて折り紙の指導もしたそうで、台所で一緒に料理をしたり、折り紙
を一緒に折る姿は、正に私設外交官さながらだったことでしょう。外国に出た時、自
分の国の文化をちゃんと伝えられるという事は、大切なことですね。
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