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122話 「星条旗 No.1」

ニュー・イングランド通信

011010-1.jpg (11k) 読者の皆様は、アメリカ東海岸からレポートをしているニュー・イングランド通信に、今回のテロ事件の話題が全く出てこない事を不思議に思っておられた事と思います。実は、私はテロの前日より日本に行っておりましたので、アメリカの生の状況をお知らせすることが出来ませんでした。

日本滞在中、多くの方々から、お見舞いのメッセージを頂き、誠に有り難うございました。また、私からも、今回のテロ事件の被害に遭われた方々のご家族関係者の皆様に、この場を借りて、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。10月初め、やっとアメリカに戻れました。これからTVや新聞が出来ない「草の根レベル」のレポートをさせて頂きます。

さて、日本の皆さんが今一番困ること、と言えば、飛行機に乗らざるをえない場合と、牛肉を食べなければいけない状況に置かれることではないでしょうか?一体、この先何が起こるか分からない今日このごろです。再び飛行機がハイジャックされることを考えると、飛行機には乗りたくない。狂牛病にかかった牛が日本で発見されて以来、ビーフを食べるのは避けたい、という方も多い事でしょう。

飛行機に乗らなければ家に帰れない私にとって、今回は選択の余地などありませんでした。不安を隠して平然を装い成田に向かいましたが、他の便に比べNY便に対する検査の厳しさは、やはり乗客を緊張させます。こんな時、係員の丁寧な応対は、不安を和らげる一番の薬かも知れません。成田空港からNYのJFK空港までのフライトは、手荷物検査が厳しいことを除けば、機内はガラガラで思ったよりずっと快適な空の旅でした。
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