124話 「ビッグ・アップル」
ニュー・イングランド通信
ニューヨークの事を「ビッグ・アップル」と呼びますが、この由来をご存知でしょうか?尋ねた人は皆、口を揃えて「ニューヨーク州はたくさんリンゴが取れるから」と答えてくれます。これが本当かどうか分かりませんが、確かにニューヨーク州やニュー・イングランド地方では、たくさんの林檎を作っています。
毎年、この時期になると、私はコネチカット州にあるライマン・オーチャードを訪れます。なぜって、ここはコネチカット州最大の果樹園で、リンゴ狩りを始め、果物や野菜の即売、、アップルサイダーの工場見学、試飲、手作りのアップルパイ、アップルドーナッツなど、新鮮な秋の食べ物とイベントがある楽しい場所だからです。毎年、日本からこの時期に来てくれる筈のお客様が、テロ事件の影響で、急きょ予定をキャンセルしてしまいましたから、今年はスーパーマーケットや近所の店で、リンゴを吟味することにしました。
さて、アメリカのリンゴの種類に焦点を当ててみましょう。先ず、日本の皆さんもご存知のゴールデン・デリシャス、レッド・デリシャス、ジョナゴールド。リンゴの代表選手のグラニー・スミス。マッキントッシュ(コンピューターではなく、リンゴの名前ですヨ)。ガラ。そして、ニューヨークを思わせるエンパイア。ピンク・レデイー。カメオ。ハニークリスプ。ローマ。もう沢山あり過ぎて、、、、。あれ?そんな中に日本のリンゴの銘柄がありました。フジ。ムツ。日本語がそのまま使われています。
|