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129話 「ボランテイア Reading for the blind」

ニュー・イングランド通信

011128-1.jpg (7k) 9月11日のテロ事件以来、アメリカ全土で色々な活動が盛んに 行なわれています。チャリテイー・コンサートの募金集め、 グランド・ゼロと呼ばれる現場に出掛けての様々なボランテイア活動。 ボランテイア活動は実にアメリカ的な精神で、宗教、人種、国籍が 入り交じっているアメリカで、それらを全て超越している「アメリカン・ スピリット」です。さて、今週はコネチカット州サウスベリーに住む van Lier ご夫妻がこつこつと続けている "Reading for the blind" というボランテイアをご紹介しましょう。

011128-2.jpg (10k) ワールド・トレード・センター事件のニュースの中に、目の不自由 な方が盲導犬に導かれて難を逃れた、という報道があったのを 覚えていらっしゃいますか?目の不自由な方々は様々な助けを 必要としますが、「本が読めない」というのも実に不自由なことの 一つです。その様な方達の為に、アメリカには、本を読んで テープに納め、図書館がテープを貸し出すシステムがあります。 そのテープ作りのボランテイア活動を、ご夫妻でチームを組んで やっていらっしゃるのが、LenさんとMurielさんです。本を読む ナレーター役はご主人様。そして、録音機械を操り、ご主人の 読み間違えをチェックするモニター役は奥様。地元の図書館にある 録音施設にやって来て、毎週二時間、テープ作りに励んでいます。 ご主人様は実に素敵な声の持ち主で、日本でもケーブルTV番組 ではお馴染みのデイスカバリー・チャンネルや地元のケーブルTVの コマーシャルでナレーターを勤めるセミ・プロです。お二人で作った テープの間違えを更にチェックするリビューアーを含め、三人一組の 構成で出来上がっているボランテイア活動です。
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