139話　「オリンピックの聖火」 ニュー・イングランド通信

いよいよ２月に迫った冬季オリンピックの話題が、あちこちで 取り上げられるようになりました。 オリンピックの聖火は、昨年末に ニュー・イングランド地方で走り継がれ、私の住んでいるコネチカット州も 走りました。アメリカ北東部の聖火リレーでは、特にニュー・ヨーク・シテイーの ジュリアーニ元市長（現ＮＹＣ市長は、 ブルームバーグ氏）が走ったことが、 アメリカ国内では話題になりましたが、そのニュースは日本にも届いている でしょうか？遂にロサンゼルスまで聖火が行って、オリンピック開催の ソルト・レイク・シテイーまでかなり近くなって来ましたね。

さて、オリンピックに関する盛り上がり方を考えるとき、私はアメリカ人と 日本人の国民性の違いを感じています。日本では、今年、６月に横浜で サッカーのワールドカップの決勝戦があるということで、お正月からもう 既に、かなり盛り上がっているように感じられました。ＴＶのどこの チャンネルでも、その話題が出ない時がない、と言っても過言ではない ほどの報道をして、否が応でもサッカーに興味が行くように仕向け られています。また、日本人の熱しやすい国民性というか、皆と同じ事を して同じ興味や話題を持っていないと、置いていかれてしまうような 不安を覚えるという性格もあるのかもしれません。