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153話  「アメリカのトラック その2」 ニュー・イングランド通信

020508-1.jpg (10k) 先週に引き続きアメリカのトラックのお話です。アメリカは、高速道路で つながっているとはいえ、州によって法律が違います。一つの州から 次の州に入るとまもなく、「トラック専用の Weigh Station」があります。 ここでは、トラックの積み荷が規定の範囲内に納まっているか?或いは、 違反をして規定以上の重い荷物を積んでいるのかを検査するのです。

高速道路の脇に Weigh Station と書いた看板が見えてきます。 オープン/クローズドの看板が出ていたり、黄色いランプが点灯している時のみ オープン、という但し書きが出ていたり、州によって様々な表示が されていますが、全てのトラックはこの表示に従って、積み荷の重さを 量ってお許しを頂かなければ通してもらえない「関所」のような場所です。 トラックの中に既に積み込まれている荷物を全部おろすことなく、どうやって 目方を量るのか?と思われるでしょう。実は、道路の一部の地下に 「巨大なはかり」が埋め込まれており、トラックは指示に従って、ゆっくりと この巨大なはかりにタイヤを乗せます。すると、トラックのみの重さ (トラックのメーカーと種類で決まる)と積み荷の重さがデジタルの大きな 電光掲示版に映し出されます。規定の範囲内であれば、GOという文字が出て、 無事に「関所」を通ることができます。しかし、規定以上の搭載重量だった場合は、 罰金を払わされ、更にはその場で荷物を降ろさなければならないという 重大事になります。

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