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第4話 「会社名」

 会社の名前と言うのは覚え易くてキャッチーな物が良いと誰もが思うでしょう。日本の社名の変遷を見ていると「鈴木彦三郎商店」なんていう具合に創立者の名前を使っていたのが 「日本....株式会社」と言う風に変わりました。次には「ソニ ー」などのカタカナの会社名が多くなりました。カタカナにしない会社名は長い日本 語の会社名のイニシャルを使って省略化し、覚え易くしています。国際電信電話のKDDなどが良い例でしょう。

 又日本が国際化して外国との取り引きが多くなった事も原因の一つでしょうが 、日本語の社名と英語の社名の二つを持つ会社も多いですね 。例えば「日本航空株式会社」が”Japan Air Line”,「全日本空輸株式会社」が” All Nippon Airways”と言う具合です。そしてこれがイニシャルを取って「J・A ・L」「A・N・A」となる訳ですがそれが更に言葉になって「ジャル」「アナ」 となると、これはとても覚え易くて会話の中にも簡単に入れられてスムーズになります。

 しかし最近は本当に外国語の社名が増えましたね。あまりカタカナや外国語の社名が増えてくるとその会社が本当に日本の会社なのかどうか?名前だけでは分からなくなってくると言う事もしばしばです。でも案外それがねらいなのではないでしょうか?外国製に弱い日本人にアピールすると言う意図が隠されいるのかも知れません。
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