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第7話 「電話番号」

 ビジネスの世界では 電話番号を覚えやすくすると言うのはとても大切な事です。日 本では「ゴロ合わせ」で温泉旅館が“4126”を「ヨイフロ」としたり、肉屋さんが“1129”を「イイニク」と言う具合です。又 トールフリーの電話番号を設け電話料金はかけたお客では無く受けた会社側が負担する事で電話をかけやすくすると言うサービスもお客には便利で魅力がある方法でしょう。

 さて、アメリカで電話機を見た事がありますか?アメリカの電話には1と0を抜かして2から9までの番号にアルファベットの文字が付いています。どうしてそんなものが付いているか疑問に思った事があるのでは無いでしょうか?これがどういう効果を発揮するか次に挙げる電話番号をご覧になればお分かりになるかもしれません。1−800−JAL−MILEこれは日本航空のマイレッジバンクの番号です。1−800−2−FLY−ANAこれは全日空の予約の番号です。そう、つまりアルファベットが数字を表しているのです。ちなみに1−800と言うのはアメリカでのトールフリーの番号を示します。

 各文字を番号に直してこれを解読するとJALのマイレッジバンクは 1−800−525−6453となり、ANAの予約は1−800−235−926 2となります。これもアメリカ流の電話番号ゴロ合わせと言う訳です。但し、電話を前にしてアルファベットを探すのにもたもたしていてプッシュボタンがすばやく押せなくて「もう一度お掛け直し下さい」とオペレーターに言われてしまうことが無きにしも有らず。
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