第２４話 「ユニバーサル・デザイン」
長野冬季オリンピックの後、障害者の為のオリンピックであるパラリンピックが開催されて、日本の皆さんも障害者の事を以前よりもっと身近に感じるようになってきた事と思います。ところで、皆さんの周りに車椅子を使っている人がいますか？
私の家の隣りに住むリンダ・ドナヒューさん（CT州立 ノーガタック・バレー・カレッジの英語教授）は小さい時にポリオ（小児マヒ）にかかり、下半身に障害が在ります。それでも杖を使って自由に行動できていましたが、３０代半ばに「ポスト・ポリオ・シンドローム」が始まりました。これはポリオの後遺症の様なものと考えれば分かり易いかもしれませんね。この症状は徐々に悪化する一方で、その進行を遅くするには車椅子や電動の器具を使って体の負担を軽くする事だそうです。それでリンダさんはこの１０年位、車椅子を使っています。
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