第２話 「コマーシャル」
日本では 有名人や人気者がTVのコマーシャルに登場する物が多いですよね。自分のお気に入りの人気者が薦めてくれる商品だから買おうと思う人が多い事を狙ったり、その商品を買うとサイン入りのT-シャツが貰えますよ、と言うプレゼント作戦など あの手この手で商品の宣伝を企画してますね。出演者は有名に成った証として たった一分間のコマーシャルの出演料がものすごい金額と言うのも 人気のバロメーターに成っているんじゃないでしょうか。そして日本のコマーシャルの出演者は日本人だけではありません。外国のスターを起用したコマーシャルもたくさん在ります。
アーノルド・シュワルツネッガーのビール、メグ・ライアンのお茶のTVコマーシャル、セリーヌ・デイオンの語学学校のポスター等 例を挙げればきりがありません。でも こんな大物スターがコマーシャルに出演するなんて アメリカでは考えられない事なんです。この現象は日本だけの珍しいもの。
アメリカではTVコマーシャルに出演するのは 無名のタレントか または落ち目になった元有名タレントと相場が決まっています。日本の芸能界では ヌード写真の撮影が 人の注目を集めるために同じようなカテゴリーに入るのではないでしょうか？「ｘｘさんが脱いだ」となると 密かに「ああ あの人も落ち目になったので それを挽回するためにとうとう脱いだか」とささやかれたりします。アメリカではTVコマーシャルに出演すると 同じ様に「あの人もそろそろ落ち目なのかな？」「他に仕事が無いからコマーシャルなんかに出演するんだ」とささやかれます。勿論 世界の大物スター達はこの日米の違いを知っていますから たくさんの出演料を貰って コマーシャルに登場するのは日本だけです。
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