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28話 「ドライブ・イン とドライブ・スルー」

ニュー・イングランド通信

991222-1.gif (921bytes) アメリカは何と言っても車社会です。「車が足」と言う世界ですから 車を利用する 人にとって便利な様に 様々な工夫が凝らしてあります。土地の狭い日本で 駐車場が観覧車の様にクルクルと回るなんて言うのは 当たり前。 でも アメリカ人が聞くとびっくり。この逆で 日本人にとっては「ドライブ・イン・シアター」や「ドライブ・イン・カフェ」と聞けば "土地がもったいない"と思う事でしょう。

先ずは「ドライブ・イン・シアター」。最近はあまり見掛けなくなったと言いますが それでもニュー・イングランド地方には 今でも健在。大きな駐車場の前に巨大なスクリーンが設けられ、お客さん達は車の座席に座ったまま 映画を見ると言う仕掛けです。昔のアメリカ映画を見ると 車の窓を開けてスピーカーをドアに挟むと言う仕組みになっていますが 現在は 車のラジオの周波数を合わせれば スピーカーから音声が出てきます。従って 四季のあるこの地方でも 寒い思いをせずに映画が楽しめます。このシアターは日没後のみ開演と言う贅沢な土地の利用方法です。

次には「ドライブ・イン・カフェ」。こちらは カリフォルニア地方などで ウエイトレスがローラー・スケートでやってくる風景が 映画のシーンではお馴染みでしょう。こちらも駐車場に車を停めたままでオッケー。 車から降りる必要がありません 。ウエイトレスが車までやってきて 注文を取ってくれ、再び車まで注文の品を運ん で来てくれます。この方式は やはり一年中暖かい地方に限りますね。冬に雪がたくさん積もるこのニュー・イング ランド地方ではちょっと無理か な?でも ウエイトレスがローラー・スケートならぬ アイス・スケートを履いて来る ならば可能でしょうか?
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