42回「日本人交換留学生がバスケのヒーロー」
さて、バスケットボールといえば、背丈といいテクニックといい、日本人は全くアメ
リカンチームには及ばないという感覚がありますね。ところが、この感覚を裏返して
くれるできごとが、ミネソタのローカルで起こりました。
なんと、日本からの交換留学生が、高校のバスケットボールチームの勝利に大きな貢
献を果たしたのです!
五大湖のひとつ、スペリアル湖に面したデュルース市(ツインシティから車で3時間
)は、千葉県大原町の姉妹都市。大原の高校生タキグチ・トモミさんは、昨年から一
年間、地元のマーシャルハイスクールに通い、最近、マーシャルの女子バスケットボ
ールチームにとって初めての州トーナメント出場を決定させました。
レギュラーシーズンで、240ポイントのスコアを達成。一試合につき、平均11ス
コアを確保した、チームで最も優秀なタキグチさんの業績は、ホームスタッドコーチ
も、絶句。「とにかく、トモミは早い。トモミはフロアに何が次に起きるかわかる。」
チームメートのレイチェル・ウォーターホースさんは、トモミさんの大ファンになっ
てしまったようです。「トモミのポジティブな態度は、チームにとってプラス。コー
トで転んでも、いつもニコッと笑うんですよ。トモミとゲームをすると、楽しくなる
。足が早いから、陸上部でも活躍できるのでは。」
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