第１２話「ミネソタに冬の猛暑到来」
春が来た、春が来た、どこに来た。娘とプリスクールの行き帰り、こんな歌を思わず口づさんでしまう天気が続いています。ミネソタは、きのう、冬の温度としてミネソタ史上最高気温を記録しました。きょうもまだ摂氏２０度。庭にはタンポポが狂い咲きし始めました。
これが１２月のミネソタだとは誰も信じられません。ローカルニュースだけでなく、ナショナルニュースにまでなるほどの歴史的瞬間は、１２月１日、午後２時４９分に起きました。華氏６８度。１９３９年の華氏６３度を上まったとか。アメリカで一番寒いこの州では、普通だったら、アイスバーンになった道をこわごわスノーブーツで歩いているところなんですけど、本当にふしぎな天気というか、有難いというか。
この異常気候でまわりの自然は大忙しみたいです。なんか、まわりのりすたちがせわしそうに木々や電話線を走り回っているのがやたらと目につきます。鳥もにぎやに
飛び回っている感じ。奥まった森林地帯では、きつねやコヨーテが雪のない森で例年
になくアクティブだと動物学者が言っていました。私の嫌いなこうもりも１０月に冬
眠したばかりなのに、この気候で目覚め、冬眠した場所をうろうろ飛び回りはじめた
とか。てんとう虫もはえもみんな活動を再開したというニュースも流れました。
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