第２６話「大草原の大家族パーティ」
春は人を呼びます。今年もまた、イースター復活祭の一週間前にあたる、パームサンデー（キリストが受難を前にエルサレム入りした日の記念日）に、わが親戚アンダーソン家の人々は、待ちに待った春の集いを迎えました。
アンダーソン家の出身地は、ウイスコンシン州ストックホルム。ミネアポリス／セントポールの双子都市から車で約２時間。ミネソタとウイスコンシンの州境にある、美しいペピン湖の小さな村にあります。テレビドラマ「大草原の小さな家」の作家であり主人公であったローラ・イングルズ・ワイルダーの生家がある田舎として、日本のローラファンの間で有名になりました。
教会で久しぶりに顔を合わせるアンダーソン家の人々。家族の絆をお互いに感じあっている、そんな暖かい雰囲気は文化の違う私にも、いつもながら伝わってきました。牧師さんにごあいさつした後は、みんな個々の車で、親戚のパーティへ。いつもだったらラベーさんの手料理をご馳走になるところですが、彼女が年をとってきたので、今年からはポトラックパーティ（みんなが料理を持ち寄るパーティ）形式になりました。
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