33回「いよいよ夏休み」
アメリカの学校は、先週から夏休みに入りました。9月の始めまでこの長いお休みは
続きます。休みが来て、うれしいのは、やはり子どもたち。どこの国でも困るのは、
親。アメリカの場合は休みが長いだけに、親の悩みは格別です。
新学期は9月から始まるため、学年が終わった途端に始まるこの長い休みには宿題も
なし。成績が悪かった子どもは集中講座に出席するのを要求されていますが、そうい
う問題がなければ、本当に何もやることがありません。
自由の国アメリカでは、いかに時間を過ごすかは個人の自由。つまり、子どもが小さ
い場合はしっかりと回りの情報に注意を払うことが親の役目となります。
まずは、コミュニティ・エデュケーションといわれるパブリックスクールシステムが
主催する教育プログラム。セントポールでは、各家族に季節ごとにまとめられた授業
プログラムが一冊づつ配布されますが、これに目を通すことは、アクティブな子ども
を持つ親には必須条件。
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