３５回「快適な老人病院」
ミネソタは、例年になく猛暑が続いています。私たちはもう夏バテ気味なのに、そんな暑い夏に快適にすごしているのが、なんと、家の８３歳になるお姑さん。最近、腎臓の手術をしたばかりですが、見る見るうちに回復に向かい始め、今、快適な老人病院生活を送っています。
老人病院は、総合病院で手術などをしたためにまだ機能がフル回転していないお年よ
りたちの病院。なんか、想像すると、憂鬱な、陰気なイメージを思い浮かべそうです
が、実は、現状はその反対。車椅子やウォーカーを使いながら動いている人たちばか
りですが、みんな生き生きと生活しています。
寝たきりになりがちな老人も、それなりに体を動かしているよう。お姑さんのルーム
メートは、９５歳すぎのおばあさんですが、ほとんど口も聞かず、昼間は車椅子に座
ったまま、カフェテリアの隅でみんなを眺めています。耳も聞こえないのかもしれま
せんが、ベッドに横たわらず、マイペースで動いているのには驚かされました。
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