1.中小企業の危機は、わが国産業の危機である。

 長きにわたる不況で、中小企業・自営業者は困窮の極みにあります。ベンチャー企業、ニュービジネスも、青息吐息の状態です。近年、企業創立の減少と企業存続率の低下が顕在化し、わが国産業に老化の兆しがあらわれています。不況は、そうした産業硬直化に拍車をかけています。くわえて不況下の構造改革が、貸し渋りなど、中小企業に二重の苦痛を強いています。景気を好転させ、余力をたくわえさせ、自立の環境を整える政策を併行して進めることが是非とも必要です。  中小企業の元気度は、その国の経済の成長性を示すバロメーターです。その意味において、中小企業の危機は、わが国産業の危機であるといっても過言ではありません。


 



2.中小企業の育成と自立化を促す政策を求めることは、社会的責務である。

 企業の9割を占める中小企業に元気が出るとき、わが国の経済は、大手企業とともに、再び活力を取り戻すことでしょう。それには、中小企業の育成と自立化を促す産業政策を強く国政に求め、早期に実現させなくてはなりません。  中小企業の立場と利益を主張し要求するシステムは、わが国では、十分機能しているとはいえません。それだけに、中小企業系商工団体は、もっと声を高くあげても良いのではないでしょうか。  自立した能力と自己責任の求められる社会へ向かう中、我々中小企業家も、今までの”サイレント・マジョリティ”から、発言、参画し、自らも自立した経営者へと脱皮して行くときがきています。


 



3.中小企業家よ、今こそ、手を携えよう-----新産業人会議の誕生

 「真に中小企業を支える組織をつくろう」 旧知の経営者仲間の声に応え、中西真彦は決意しました。幾多の議論を経て骨格をもったプランが深められ、中西真彦を代表に選出し、広く参加を呼びかける運びとなりました。  それが、『新産業人会議』です。  新産業人会議は、中小企業の、中小企業による、中小企業のための政策を要求し、発言し、提言し、行動する会議機構です。  新産業人会議は、要求署名、決起集会、講演会、情勢と政策研究、広報宣伝、情報交流、相互扶助等々、中小企業が直面し必要とするあらゆる課題に挑戦し、政治・行政に対する影響力を行使するとともに、我々中小企業自身、経営活性と事業創造の糧としてゆく「会議+行動=創造」のシステムです。  まがうことなく高い志しをもった産業人の団体が、今、発足しました。  長年の活動から得た経験、見識そして持ち前のエネルギーのすべてを注ぎこみ、中西真彦は”雄気堂々”新産業人会議の先頭に立って、改革と創造の道を切り開きます。  未来日本を創る気迫にあふれた元気でエネルギッシュな、それも中堅企業から、ベンチャー企業、さらには自営業に至る幅広い同志を得て、ここに船出を迎えたのです。



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