素顔のアニエスベー 第5回

 「芸術に触れることはわたしにとって大きな喜びです。わたしはデザイナーである と同時に画廊経営者でもあります。」とアニエスさんはいう。彼女は、パリの本店ブ ティックの隣に2年前、画廊をオープンした。
 画廊では、仏で活躍中、あるいは将来有望な無名のアーティストの作品を展示して いる。
「クロード・デベック、ジャン・バティスト・ブリュアルという、まだ知られていな い作家の作品も展示しました。日本人やインド人アーティストの作品も展示したこと がある。パリで日比野克彦氏の作品を展示したのは、わたしの画廊が初めてだと思い ます。」(アニエスさん)

 アニエスさんの画廊は、いまでは現代美術を紹介する画廊として、パリではすっか り有名になった。無名のアーティストが、この画廊に出品することで、有名になるき っかけをつかんでいく。
 アニエスさんは、「若い作家を発掘していきたいというのがかねてからの夢でした 。」という。
 また、海外の美術フェアに対しても、財政面で協賛することがあるという。「です から、(絵画は)ホビーの一つではなく、わたしの本当の仕事になっています。」( アニエスさん)



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