My Life
靴と下着はオーダーメイドで 〜NO.2〜
ディップ・イン・ザ・プール ボーカル
甲田益也子

 普通、靴を選ぶ時は洋服に合わせますよね。 私は近年、底にクッションが ないと腰まわりの骨にひびくような気がするので、歩く時はすぐスニーカーか、 10年以上前から履いている(つまり奇蹟的に唯一足に合っている)コム・デ・ ギャルソンのフランスメイドの靴(やっと、しゃれた名がでてきた)を選んで しまうんです。かかとを何回も、なおしなおし履いています(途中、ニューヨーク の修理店であまりの色褪せに底の修理の外に勝手に変な色までつけられるという 波乱を乗り越え)。

 バランスがよく見えるヒールの高い靴や、ぞうり、げた型なんて履きたいけれど、 長時間は無理なんですよ。痛くて。難儀。年々、無理のきかない身体になっています。嫌だというんです。からだが。昔、ファッションショーで、デザインがアヴァンギャルドなのに動きやすい意外な靴を一度だけ履いたことがあります。実は今ごろそれを、密かに探しています。


 厚い夏、昔友人に頂いてから気に入って、おばさんというかおばあちゃんが着ていたような綿のシュミーズで寝ています。一日それで過ごしたいくらい風通しがいいです。ついつい楽なほうに流れてしまいます。でも疲れている人は、無理せず暑さを 乗り切りましょうね。では、また。

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