「6月13日号」

名前:なかざわあき 学校名: 日本大学芸術学部 年齢:21歳

「自由なコラムですから何でも構いません」
そっか、何でもいいんだ。じゃ、好きなものについて書くことにします。 テーマ、私の好きなもの。それは「アイス」。
私は無類のアイス好きだ。冷え症のくせに、季節を問わずいつだって食べる。夏の 蒸し暑い日はもちろん、冬の寒い日に暖かい部屋の中で食べるのもいいし、春のぽか ぽか陽気の日や、秋の冷たく乾いた風が吹く日でも食べる。

世の中のアイス好きはだいたい二つに分かれる。「クリーム」派か、「キャンデー 」派か?「クリーム」派はいわゆる乳脂肪の多いハーゲンダッツのようなものからソ フトクリームなんかも含まれ、「キャンデー」派はガリガリくんのような50円アイ スやシャーベットのように水分が多いものである。私はどちらかと言えば「クリーム 」派なのだが、たまに食べたくなる「キャンデー」ものは、私にとって懐かしい思い 出を含むものでもある。食べた後に青やピンクに染まった舌を妹と見せ合ったお祭り のかき氷や、プールの帰り道に友達と半分こで食べたパピコとか、夏のおやつの定番 だったチューペットとか。祖母が自家製の梅ジュースで作ってくれたかき氷(といっ ても梅ジュースを器に入れて凍らせただけのものなので、ギザギザスプーンなどで自 分で削りとって食べる)も好きだった。

最近凝っているのは、プレーンヨーグルトの中にアイスクリームを入れて食べると いうもの。ヨーグルトの酸味とアイスクリームの甘みが程良く混ざっておいしい。そ してためしてみたいのが、アイスクリームにコーヒーをかけて食べるというもの。「 トリコロール/青の愛」という映画の中に出てきたもので、ヒロインはカフェでコー ヒーとアイスクリームをたのみ、熱いコーヒーをグラスに入ったアイスクリームの上 にかけてからスプーンですくって口に入れる。すごく印象的でおしゃれなシーンなの だけど、こんな事、日本の喫茶店でやったら変な顔されてしまうかも。

ほんとうによくアイスを食べる私だけど、何故そんなに好きなのかといえば、それ はやっぱりあの食感なのだろうなと思う。つめたいものがゆっくり、とろんと舌の上 で溶けていくあの感じは他の食べものには絶対にない。(と思う。)その溶ける感じ を味わいたいから、普段はご飯を食べるのが人一倍遅い私が、アイスを食べるときだ けは誰よりも早い。(小学校の時、臨海学校で配られたアイスを一番早く食べたのは 、いつも給食の時間ではビリの私だった。)せっかくのつめたさが、口の中に入れる 前に溶けてしまっては決していけない。口の中の不思議な感じを味わっている時は、 私にとってまさに至福の時間だ。

アイスクリームは、すうっと消えてしまうようなはかなさを持った夢みたいな食べ ものだと思う。そんなつめたいかたまりを口に入れながら、部屋の窓から外を見てぼ んやりしてみる。今日は青い空が広がっているけれど、もうすぐ梅雨に入ったら、雨 の降る景色を眺めつつアイスを食べるのもいいかもしれない。そうしたら、どんなア イスを食べようかな?


明日はお友達の深山史子さんをご紹介します。



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