運び屋の上をいく荷物をカーゴにこれでもかと積んだ、一目見て誰もが疑う怪しい
3人組はついにヒースローの外に出ることになった。
そこでまず視界に飛び込んでき
た事は、こっちに向いて手を振っている外人!いやこの場合こっちが外人か、なんと
通訳の浅田女史の友人ではないか!しかも彼はフォードのレンタカーも用意してくれ
ている。アンラッキーが続いていたけど、初めてラッキー!とこの時思ったね。どう
やら通訳の人が到着便の時刻を先に連絡してくれていたみたいで、こんなラッキーな
事になったみたい。そして車はマン島での愛機となるホンダVTR1000Fを受け取りに一路クロイドンに向かった。
僅か一日で日本から持って行ったパーツを装着して、いよいよマン島に向けて出発する日がきた。イギリスの高速道路はフリーウェイでアベレージも高く、快適に走れる。日本みたいにいつまでも追い越し車線をトロトロ走っているおやじ車は皆無で、どのドライバーもすぐに譲ってくれるし、みんな本当にマナーが良い。みんながみんなレースをしている訳ではないが、こういうところからスピードに対しての順応性、及び適応能力がある国民だと思ったね。
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