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〜日本人唯一のマン島T.T.チャレンジ編〜その4
〜NO.2〜

国際A級ライダー 前田淳

 一通りの受け付けを済ませて到着日の予定を済ませたんだけど、僕自身コースレイアウトを含めてかなりの危機感を 持っていたので、とりあえずストリートマシンでコースを1周することにしました。
 最初は 当然目に 飛び込んでくるものはすべて、初めての景色ばかりで、覚えようとすればするほど覚 えられない! 幸いこの時期のイギリスは日没が夜の10時頃なので、この日は3周程することができた。
(当然、センターラインを守った通常走行)

 僕達参戦1年目のニューカマーは観光バスに乗ってコースの「お勉強」がある んだ。ビートルズのマジカルミステリーツアーで使ったんじゃないの?ってくらいの 年代もののバスに乗って「ニューカマー」ご一行は「お勉強」を開始した。 しかし、コースもわからんけど、まず、言葉がわからん???
 開き直って景色ばかり見ていたんだけど、 それはそれは、のどかだぜー!! 放牧しているところが多くて、おやおや、牛とか羊とかが、みーんな平和に寝ていた り、遊んで いたり、、、、。っと、そんな景色を見ていたら、睡魔が襲ってきて、なんと! 不覚にも深い眠りについてしまっていたのである!
いかん! いかん! 
なーんにもコースを見ていない!
思い出しても頭のなかを浮かんでくるのは、牛や羊ばっかし。 バスを降りると、あわてて取りつかれたように何周も自分のバイクで走ったね。



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