5周を過ぎてラストラップに入った時、観客の人達の様子が変わった。みんな拍手
をしている。トップのライダーが近くにいるのかな?って思ったんだけどいない。
何と拍手は俺に対してしてくれているんだ。
レースをやっていてクヤシ涙を流した事はあったけど、こんなに感動した事は無かった。
5周を回るまではなにも無かったけど、完走が近づいたときに初めてマン島の一員になれた。いや周りに認めて貰えたとハッキリ感じました。結果の方は41位、新人賞
を頂けました。
・・・このコースで漠然と勝ちたいと思った。いきなり日本企業が大リーグを買収し
て地元の反感を買う様な事も無く、最低レベルから参戦した初年度、何年かかるか分
からないけど、勝ってみせる!いや勝つ!
そのベースになる貴重な初年度の参戦でした。
(次回はカメラマン高野忠彦氏によるマン島ギャラリーをお送りする予定です。)
(つづく)
|
|