オートバイはホンダ・ブリテン（イギリスのホンダディーラー）からの貸し出しなので去年のようなレースに出る以前の苦労は今年は免除されることになりました。よりコースを覚える事に集中できるし、なによりライダーとして専念できることがうれしかったね。普通こういったサポートが行われた場合、優勝するぞ！とか必要以上のプレッシャーを自分にかける事をするのがライダーの習性なんだけど、自分は必要以上にプレッシャーをかけないでおこうと決めたんだ。それは何故か？まだコーをも覚えきっていない自分には今は確実に、そして冷静にコースを覚えるのが先決であってガムシャラに走っては何も得るものがないしね。”楽しく走る”これに徹底することにしたんだ。
タイヤ、スペアパーツを持たずに５月２３日、日本航空でイギリスへ向けて出発。なんでそんなに早く出発したかって？たしかに予選自体は６月１日からなんだけど、一週間前から現地入りしてＴＴコースを覚えようって魂胆だ！しかしこれが後で生かされない事になったんだけどね・・・。
イギリス・ヒースロー空港から乗り換えで今年は空路でマン島入り。ヒースローからはその名もＭＡＮ’Ｘエアーっていう航空会社で、フライト時間は僅か１時間足らずなんだけど、その間に食事が出てくる！これには驚いたね。日本で言うＹＳ−１１よりちっちゃい機体でエンジンは意外にもジェットエンジンなんだけど、サービスは国際線並だったよ！通路側の席に座ったので途中経過もわからずにマン島に到着。着地態勢に入るほんの直前まで食事のあとかたずけをしていただけに、（だってたった１時間のフライトで食事ですよ！食事！）口の中でモゴモゴしながらのマン島上陸となりました。
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