インテル互換チップで1000ドルパソコンが急増

 ペンティアムの互換チップが一時息をひそめていたにもかかわらず急浮上してきた。特に米国サイリックスのMediaGX、米国AMDのK6は価格対性能でインテルをおびやかそうとしている。
 さらに、米国IDTも互換チップC6の計画をしているようだ。いずれも低価格が特徴で新市場誕生が期待される動きだ。

 もうすでに米国パソコン大手のコンパック社はプレサリオ260を$999で発売している。1000ドルパソコンの背景には米国オラクレル社が提唱するネットワークコンピューター(NC)や同じく米国のインテル社とマイクロソフト社のNetPCといった新しいコンセプトの超低価格デスクトップコンピューターの存在がある。
 1000ドル以下の価格での端末戦争はOEM供給元の台湾ベンダーを巻き込みいよいよ火蓋を切って落とされ、すさまじい展開となるであろう。

 また、デスクトップよりも今後大きな成長を期待されるモバイルコンピューティングの世界でも台湾ベンダーや14インチの大型液晶モニターがリリースされるなどノートタイプがデスクトップにとってかわる勢いがあり、パーソナルコンピューターは様々な様相を呈していくだろう。
 一年後のこのマーケットはどんな風になっているのか見ものである。



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