ブルーバードは年に2回、卵を産み、雛を育てます。一回目は4月の初め。外敵から
卵や雛を守る為、ブルーバード
は巣を作る場所を慎重に吟味します。特に入り口の直径はピッタリ自分の体が入るだ
け。大き過ぎても小さ過ぎても
駄目。カップルはお家探しにかなりの時間を掛けます。一旦、巣を作る場所を決める
と、二羽で松の枝などを集めて
5−7日で巣を作ります。卵は薄いブルーの色をした「うずらの卵」位の可愛い物で
4−6個、産み付けられます。
16−21日間暖められた卵は ついに雛になります。親鳥たちにとって
食料のミミズなどを運ぶのに忙しい毎日が始まります。そして約21日で巣箱を飛び
立つまでに成長します。このブ
ルーバードの家探しから
ひな鳥の巣立ちまでのドラマを観ていると、人間も鳥も親の気持ちって同じなんだな
ーと感じます。
さて、巣箱を管理する人間の仕事は、一回目の雛が飛び立ったら巣箱を綺麗に掃除し
てあげる事です。すると6月頃
には
この巣箱に再びブルーバードのカップルが巣を作ります。9月までには家族全員が飛
びたてる様に準備をして、どこ
へとなく飛び去ってしまいます。「渡り鳥」らしい事は分かっていますが
一体、どこへ行くのかはミステリーなんだそうです。でも、必ず次の春には、ブルー
バードが返って来るそうです。
皆さんもこの時期にアメリカを旅行すれば、幸せのシンボル、ブルーバードに会える
と思いますよ。
チャオ
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