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010124-2.gif (7k)  さて、それではアメリカの赤ちゃんの名前はどの様になっているのでしょう?キリスト教の影響が強いことから、男女共に宗教的な名前、つまり聖書の中に出てくる人の名前を付けることが圧倒的に多いようです。従って、数はかなり限られてしまうようです。また、日本語は同じ発音の名前でも、漢字で変化を付けられますから、恵子、慶子、敬子、啓子という具合に全く違う名前になりますが、アルファベットで表す場合、同じ名前の人がどうしても多くなってしまいますね。

英語の名前で日本と最も違うと感じるのは、男の子の名前に祖父や父と全く同じ名前 を付けて、最後にSr.(シニア)やJr.(ジュニア)を付けて区別する所でしょう。これは、狩猟民族独特の命名方法かも知れません。ヨーロッパの王様には「、、、2世」「、、、3世」というのがありますが、このシニア、ジュニアの後をもっと続けるなら、この方法を取って代々同じ名前を命名していくことになります。血筋を重んじて、長男から長男ヘと家の伝統を守り、伝承していく事を名前で表現しているという事でしょうか。この様に、親と全く同じ名前を付けてジュニアを最後に付ける方法は女性にはありません。結婚して名字が変わってしまうからなのでしょう。男女平等を声高に叫ぶアメリカにも、赤ちゃんの名前の付け方には、未だに男社会のなごりが見られるのは面白いですね。

新世紀になって、赤ちゃんの名前も少しづつですが、また変化していくことでしょう。どんな新しい名前が登場するのか楽しみです。
チャオ
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