次に、「蚊」です。蚊に気を付けろなんて、マラリアにでもなってしまうのか？と
ビックリされる方も多いでしょうが、「西ナイル・ビールス」という名前のビールスに冒された蚊に御用心ということです。しかし、見分けが付く物ではありませんから、全ての蚊に用心しなければいけないでしょう。これは１９９９年にNYで発見され、それ以来、北はマサチューセッツ州、南はフロリダ州にまで広がってしまった蚊を媒体とする病気です。主に、ブラック・バードというカラスに似た黒い鳥がこの蚊に刺されてビールスを貰い、大量に死んでいくことから、このビールスの広がりが確認されているのです。しかし、被害は鳥だけではなく、NYでは死者まで出ていますから、皆さんは蚊に刺されない様にスプレーをして予防するなどの対策が必要でしょう。ニュー・イングランド地方でも、蚊の発生する夏には、空から薬剤を撒布するなどの方法で、西ナイル・ビールスの撲滅に努めていますが、毎年夏には西ナイル・ビールスの話題が出てきますから、未だ撲滅できていないようです。
これを読んでも、アメリカ東海岸旅行を計画中の方は、あまり臆病にならないで、大
いに旅行を楽しんで下さいね。アメリカの素晴らしい所は、大自然にあると思います。その大自然と交わる時に、ちょっと気を付けるだけで、快適
で安全な旅が出来るのです。「備えあれば憂いなし」ですね。
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