更に、敏腕ビジネスマンの武器は、「レッド・アイ」と呼ばれる夜行フライトなので
す。アメリカビジネスの中心は、西海岸と東海岸。アメリカ大陸の両端にある二つの
場所の移動は、飛行機で約6時間。更に、この二つの場所には3時間と言う「時差」
があります。それを利用したのがこの「レッド・アイ」。
西海岸で夕方5時までしっかり仕事をして、その後、ビジネス・デイナーに出席して
も、夜の10時半頃出発のフライトなら充分に間に合います。そして約6時間のフラ
イト。時計は午前4時半を指している筈が、時差の関係で、NYに到着すると時計は午
前7時半。タクシーでマンハッタンまで行くと午前8時過ぎ。コーヒーを一杯飲ん
で、一休み。ピッタリ9時にはオフィスに行かれる、という仕掛けです。アメリカの
必殺仕事人の仕掛けはこんな所にありました。
ちなみにこの「レッド・アイ」と言うニックネームの由来は、「眠くて目が真っ赤に
なってしまう」と言う所から来たのだそうです。レッド・アイに乗ったお客様には、
ブラック・コーヒーが良く似合うでしょうか?
Enjoy your coffee!
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