中でも、とりわけあれこれ噂を呼んだのが、聖火の最終ランナーが誰になるか?
ということでした。昨年のNYCのテロ事件を忘れないため、世界貿易センタービルの
星条旗が何かの形で使われるだろう、ということだけが報道されていたので、
聖火の最終ランナーはNYC元市長のジュリアーニ氏になるかも知れない、
という噂も流れました。こうなると、やはり皆の興味は、嫌でも掻き立てられます。
結果は、一人ではなく元金メダル受賞のアイス・ホッケーのチーム全員で
タワー状になった聖火台に火をつけることになりました。
オリンピックの競技を見る心理は、この聖火ランナーの場合と同じく、
一体誰が一位になるか分からない、という「サプライズ」の面白さがあるからこそ、
競技の一部始終を見ていたい、最後まで見届けたいと思うのはないでしょうか。
前日の結果がニュースで発表された後、「リプレイ」でいくら活躍の場面を
見せられても、推理小説を終わりから読んでいるような感じですね。勿論、
犯人が誰か?ということが分かっている安心感というのもあるでしょう。
しかし、ドキドキ、ハラハラ、という緊張感には欠けるでしょう。
日本の皆さん、衛星放送という文明の利器を使って、オリンピック開催中、
どうぞこのドキドキ、ハラハラ、のサプライズを多いに楽しんで下さい。
Enjoy your coffee!
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