n_logo.gif (18k)



 私が先日招待されたベビーズ・クリスニングはプロテスタントのキリスト教会の儀式でした。カトリック教会に比べ伝統的な決まりを破って「フレンドリーな教会」のイメージを前面に打ち出したこの儀式は、難しい言葉も避けて、私の様な外人にも分かるとても微笑ましい物でした。

 赤ちゃんと両親、ゴッド・ファーザー、ゴッド・マザー、そして赤ちゃんのお姉さんに当たる6歳の女の子が祭壇の前に立ちます。普通の日曜礼拝のプログラムの中に組み込まれたこの儀式は、大勢の参列者の前で行われ、皆の祝福を得ました。両親を始め、それぞれが誓いの言葉を交わした後、牧師様は6歳のお姉さんに当たる女の子の目線に合わせ、しゃがんで話し掛け、「喧嘩しない様にね」と諭します。

 聖なる水を頭にかけて洗礼が終わった後、教会の参列者全員に赤ちゃんを紹介するために、赤ちゃんを抱いた牧師様は通路を歩いてお披露目をしてくれました。「神様から与えられたこの子を教会のメンバー皆で見守って育てていきましょう」と言うメッセージです。礼拝の後、教会の奥の部屋でレセプション・パーテイーが在りました。とても暖かい雰囲気のうちに行われたこの儀式は、いつまでも心に残るものでした。
※写真はすべて風間さんが撮影されたものです。
page 1 2 3


| 最新コラム| ギャラリー| バックナンバー |