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第7話 「米国人教師 日本へ行くの巻 No.2」

前回に引き続き、今回もフルブライト教育基金のプログラムにより日本の富山県ヘ視察研修旅行にいらしたDr. Jennifer Dolan先生のお話です。

990715-1.jpg (11k) 前回は 「安全面での責任問題が問われる小学校の休み時間」と言う所で終わってしまいましたが もう一つ 安全面でドーラン先生がお話下さった事で興味深い物がありました。日本の公立小学校にプールの設備があり、夏になると水泳の授業があるのは 普通になっています。所が アメリカでは これまた安全面での責任問題から 殆どの学校にはプールがなく、従って水泳の授業も存在しないとか。子供に水泳を教えたければ 学校以外のスイミング・スクールに通わせるしか方法がないそうです。アメリカの学校は 本当に安全面、そして責任問題と言う事に 思いの他に神経を尖らせているんですね。

さて ドーラン先生は日本の学校にたくさんのクラブ活動がある事にも興味を持って 其々のクラブ活動を見学されたようですが 中でも相撲クラブの練習風景の写真は アメリカで大変人気があったようです。相撲クラブの子供達は皆 大きな体をしています。まわしを付けただけの裸同然の姿と言うのは アメリカ人にとって まだまだ珍しい存在なんでしょう。

990726-2.gif (4720bytes) 学校風景撮影の最後の写真は 体育館に全校生徒が集まってのアメリカ人教師訪問歓迎会の様子です。様々な特別のプログラムを組んで 全校生徒に暖かく迎えられたドーラン先生を初めとする数人の教師達。最後に生徒の代表が アメリカ人の先生達に質問をしました。「私達の大好きなアメリカ人のトップ・スリーは 第一にアーノルド・シュワルツネッガー。第二に...第三に...。先生達の大好きな日本人のトップ・スリーは 誰ですか?」「ウーン...。」先生達は 答に詰まってしまいました。ドーラン先生はアメリカ芸能界の影響力ってすごい物だと感心したようですが 確かにその通り。日本人は 本当に良く洋画を見てますね。
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