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〜日本人唯一のマン島T.T.チャレンジ編〜その5
〜NO.1〜

国際A級ライダー 前田淳

 予選の方法は通常のタイム選抜では無く、基準タイムをクリアすれば通過できる規則になっている。私がエントリーしたTT−F1クラスは21分30秒以内に一周できれば決勝に出場できるのだが、これが想像以上にキツイ!
参戦1年目のニューカマーは 規定タイムに1分30秒猶予タイムを足す事ができるんだけど、足したところで死にそうになったのは変わらなかったなぁ。しかし最終セッションで21分11秒のタイムをマーク。1分30秒の持ち時間を使う事も無く、 「ニューカマートップ!」 の成績で無事予選を終了することが出来た。

 次ぎの日がいよいよ決勝という事で、緊張の連続でなかなか眠ることが出来ず、体 も身震いを起こしている・・・なんて夢!を見ながら、たっぷりと睡眠時間を取 ることのできた私は(笑) 、決勝に向けて最高のコンディションで迎える事が出来た。 また普通のレースと違うルールなんだけど、マン島TTは一斉にみんながスタートす る事は無く、一台ずつゼッケン順にスタートする方法をとっている。



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