アメリカ旅行に来て観光をする場合、先ず日本人旅行者が「ライム病」に感染する事
はないと思いますが、郊外や国立公園でハイキングやキャンプなどをして、森林や潅木、枯れ葉などに体が触れる場合には充分に注意した方が良いでしょう。このライム病を運ぶテイック(ダニ)は飛べる訳ではありませんが鹿の体に付いて移動します。鹿が食料を物色に森を散歩中、鹿の体が木の枝葉に触れ、ダニは枝葉にジャンプ。その後を人間がハイキングすると、再び人間の体が木の枝葉に触れ、今度はテイックが枝葉から人間の体にジャンプ。テイックは本当に小さく、ポピーの種程のサイズですから 見逃すのも無理はありません。
では、テイックに刺されない為にはどんな事に注意したら良いのでしょう?勿論、森
林に近づかなければ良いのです
が、其れが不可能な場合、長袖のシャツと長いズボン、帽子、手袋、ブーツや長靴を
履きましょう。色は出来るだけ
明るい色だと ダニが衣服に付いたときに
すぐに分かります。シャツの襟、袖口のボタンはきちっと締めて、裾は全部パンツの
中に入れましょう。そして
ちょっと格好が悪いでしょうが、ズボンのすそをソックスの中に入れます。こうすれ
ば
ダニが衣服の間から侵入するのを防げるので、万一、体に付いても刺されずに済むで
しょう。
外出から帰ったら
すぐシャワーを浴び、虫やダニを洗い流す事です。又、自分では見えない部分(背中
など)は家族に見て貰う「テイ
ック・チェック」も大切です。
テイックに刺されたと感じてから数日で 風邪の様な症状になった時には
医師の診察を受け、ライム病の可能性を告げる事が大切でしょう。
春から夏にかけてアメリカの郊外に旅行なさる方は、ぜひ
このライム病の事を頭の隅に入れて、楽しい旅行をなさって下さいね。
チャオ
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