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フランクさんはグリーンカード(アメリカの永住権)を経て、アメリカの市民権を取ります。こうなれば、もうハンガリー人ではありませんから「国外追放」も追いかけて来ないという訳ですね。もう安心。アメリカ人になってから、母国ハンガリーを訪ねて分かった事はフランクさんの名前は初めから「国外追放者」のリストには載っていなかったという事です。何と皮肉な後日談でしょう。本当に人生って色々な事がありますね。

000517-2.gif (3145bytes) フランクさんはBフラットのソプラノからBフラットのピッコロ・トランペットまで 12種類のキーのトランペットを巧みに操ります。あえて大きなオーケストラに属さずに、オルガン奏者のWalterHilseさんと組んで、ソロのトランペット&オルガン・リサイタルを行なって、アメリカ、カナダ、ヨーロッパを演奏旅行して回っていす。

「音楽とスポーツに国境はない」と言われますが、革命がフランクさんの人生の舵を 思わぬ方向に向けたとは言え、アメリカ人のパスポートとトランペットという外交大使を引き連れて、今は自由に世界中を回る事が出来ます。日本を始めとするアジア方面では、未だ、コンサート・ツアーを行なった事がないそうですがフランクさんのステージが日本で観られるのも 間近かもしれません。

音楽、万歳!

チャオ
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