さて、披露宴の宴もたけなわになった頃、ちょっとした楽しいイベントが有ります。
花嫁が後ろを向いて、独身女性達にブーケを投げます。このブーケをキャッチした人が、次に花嫁になると言われているのは、皆さんご存知でしょう。では、この男性版があるのはご存知ですか?一体、花婿は独身男性達に向かって、何を投げるのでしょう?昔はパンテイー・ストッキングと言う物がありませんでしたから、花嫁はストッキングにガータ・ベルトを使っていました。その頃のなごりとして、今でも花嫁はウエデイング・ドレスの下にシンボルのガータ・ベルトを片足だけしてお
きます。宴たけなわになった頃、花婿は花嫁のスカートを持ち上げて、このガータ・
ベルトを取ります。これを独身男性に投げて、それをキャッチした男性が次に結婚する、と言われるのです。ブーケを受け取った女性とガータ・ベルトを受け取った男性が、その場でダンスをすると言う「即席お見合い」の場もあって、アメリカの披露宴は、実に和やかな楽しいパーテイーです。
結婚式は、それぞれのお国柄が色濃く出るイベントです。アメリカでは、キリスト教
以外のエスニックな宗教や、同じキリスト教で式を挙げても、出身国によって披露宴のやり方が違うなど、本当に「人種のるつぼ」と言う言葉がぴったりです。
日米のご結婚を控えているカップルの皆さん、どうぞ お幸せに!
チャオ
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